作品紹介 | ▽上映作品情報▽
『いきうつし』
2018年/日本/30分/カラー
キャスト:岡慶悟 笠原千尋
撮影・照明:岡田翔 助監督:望月亜実
衣装・ヘアメイク:竹本磨理子(Anita Hair Make Office)
仏師として立ち行かず、見世物小屋の生人形制作で糊口をしのぐ亀八。興行で立ち寄った土地の名
士から、不治の病におかされた娘を美しいまま写した人形制作を依頼される。一度も家の外に出たことのない椿と、興行で土地を転々とする亀八、二人は次第に惹かれ合うが、人形の完成が近づくにつれ、椿の身体は動かなくなっていく。
『ぬけがら』
2020年/日本/15分/カラー
キャスト:長谷川葉生、田中一平、岡慶悟、中島颯一朗
撮影:岡田翔 照明:田中銀蔵 録音:岩瀬航 助監督:望月亜実
美術・小道具:吉岡晶 撮影照明助手:野中慎二、貝田祐介
何かの気配を感じて目覚めた朝、ひばりは庭で蛇のぬけがらを見つける。ひばりの時間はある日か
ら止まったまま、戻りゆく日常を受け入れられずにいた。夫が玄関先に置いて行った弁当を持って家を出るひばり、やがて雨が降り出す。煙草屋の軒先で雨宿りをしていた太一は、ひばりに借りた黄色い傘を媒介に白昼夢を見る。
『Shall we love you?』
2022年/日本/ 7分/カラー
キャスト:森川錦、今城沙耶、西田奈未
撮影・録音・整音:中島浩一 カラリスト・スチール:曽根真弘
音楽:蓑地理一 撮影協力:栃木県立佐野東高等学校
放課後、高校の体育館の隅に集まる演劇部の真琴、悠、芽依は、オスカー・ワイルド作「The Happy
Prince(幸福な王子)」を翻訳、舞台化しようとしている。3人は各々翻訳してきた台本の読み合わせをしながら、幸せとは何か考える。『甘露』
2023年/日本/11分/カラー
キャスト:岡慶悟、田中一平
撮影・録音・整音:中島浩一
カラリスト:曽根真弘
音楽:蓑地理一
亡くなった祖父が営んでいた駄菓子屋兼住居を取り壊すことになり、遺品整理をしている大吾のも
とに、滅多に実家にも帰って来ない弟の蒼馬が帰ってくる。蒼馬が幼い頃、店の売り物のカンロを勝手に食べた際、代金が払えない代わりに祖父に渡した「何か」を探している最中、東京にいる蒼馬から電話がかかってくる。
『幸福な装置』
2024年/日本/25分/カラー
キャスト:星能豊、岡慶悟、清水みさと
撮影・録音・整音:中島浩一
音楽:MUSIC for ISOLATION
生きものが丸切りいなくなって、千年ほど経った星に残された一体の AI。人の心の恐れや痛みを
和らげ、祈るために神の似姿として作られた彼は、渡りの途中に立ち寄ったつばめ(スパイ用に作られたAI)に出会ったことで、初めて自らの心の輪郭を感じ始める。つばめが去った後、身体を失い、心臓部だけの「小石」のような見た目になっても、彼は過去の記録を反芻し思考し稼働を続けていた。ある日その傍らに、生きた何者かが内包された、生命維持装置カプセル「棺桶」が落ちてくる。 |